むかし、むかしのことじゃった。
とある山奥に「きつねくぼ」と呼ばれている、とてもすてきな里山があったそうな。
そのきつねくぼには、働き者のすーぱーじいちゃんと、それはそれは「親孝行」で「いけめん」なとくちゃんのふたりで暮らしていたそうな。

あるあさ、すーぱーじいちゃんが、いつものように日の出とともに起きて、外に出てみると・・・。
軒下にこんなものが置かれていたそうじゃ。
onngaesi2
いったい、なんじゃこれは?
よ~く見てみたら、それは紅白の「はつか大根」じゃった。

だれが置いて行ったんだべな・・・?
この間、罠に掛かっていたのを助けてやった「ごんぎつね」がなぁ・・・。
それとも、冬に雪が降って寒そうだったどぎに帽子をかぶせてやった「帽子地蔵」さんかのう・・・。
まぁいいが・・・。せっがく置いであったんだからありがたくもらっとぐべ。倅や、後はよろしくのう。

ということで、親孝行のとくちゃんは、せっせと漬物造りに精を出すのでありました。
きれいに洗って・・・
onngaesi3
浅漬けを作りました。
onngaesi4
これがまた良いお味。やめられない、とまらないというのは正にこういうことじゃのう・・・。

そんなことがあってから、2~3日経ったころ・・・。
すーぱーじいちゃんが朝起きたら、こんどは郵便受けの中にナイロンの袋に入ったこんなものが沢山入っていたそうな。
onngaesi1
それを見ての2人の会話。
とくちゃん:「なんだべなぁこの卵は? ちょっと小振りだげんとも」
じいちゃん:「おめぇはなんにもわがんねんだなぁ。これは烏骨鶏(うこっけい)の卵だ。買うど高いんだがんな。」
とくちゃん:「誰が持ってきたんだっぺな?」
じいちゃん:「んだなぁ~、ごんぎつね・・・、帽子地蔵、いやもしがしたら、こないだ助けでやったイノシシがもしんねぇなぁ・・・。とりあえず、精の付く貴重な烏骨鶏の卵を食べて、今日も一日仕事がんばっぺぇ~!!」

こうして、きつねくぼで暮らす親子は、『とっても早起きのご近所さん』※から頂く新鮮な野菜や卵などを食べ、末永く健康で幸せに暮らしましたとさ。めでたし、めでたし(笑)

※ご近所さんといっても、きつねくぼからはひと山もふた山も越えて行くいくんですけどね(笑)

【本日のオマケ】
散歩していたら「キクイモモドキ(菊芋擬き)」発見です。
📸2021.06.28
kikuimomodoki1

kikuimomodoki2
この花は、昨年は7月1日のブログに掲載していました。きちんと毎年同じころに花を咲かせるんですね・・・。

本日も最後までご覧いただきありがとうございました🙇
「👏拍手ボタン」と合わせて下記のバナーもクリックして頂けると嬉しいです。
とても励みになります。
◆にほんブログ村⇒ にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへ にほんブログ村 オヤジ日記ブログ いきいきオヤジへ

◆人気ブログランキング⇒