先日きつねくぼ1号に乗って、きつねくぼから自宅に戻る途中の出来事です。
いつも通る道路を走っていたのですが、1号は座席が高いので、これまでの車と比べると眺めが良く、見える景色がちがう。
すると遠くの方に、何やら鉄の檻のような物の中で動いているものを発見してしまいました。

それがこちら↓↓↓↓
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野生の猪です。罠に掛かった模様。

大震災後、原発事故の関係で住民が避難していたため野生動物がやりたい放題の状況になっていました。その後避難指示が解除されて少しずつ住民は戻ってきているのですが、動物被害は減るどころか年々酷くなっているように感じます。
猪による被害は、田や畑はもちろんのこと、スーパー爺ちゃんが手塩にかけて手入れをしている花畑までもが悲惨な状況に・・・。
一旦崩れてしまった生態系のバランスは今も元に戻りません。

それで、しかたなくこのような罠を掛けて駆除を行っているのです。
ただし、だれでも罠を掛けられる訳ではなく狩猟免許が必要とのこと。
行政からは、一頭あたりいくらという感じで報奨金のようなものが出てるみたいです。
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ただ、被害を実際に見ていない人からは、「可哀そう」とか「残酷だ」とかの声が聞こえてきそうですね・・・。
でも、これはマジ闘いなんです。荒らされた畑を元に戻すのにはすごく手間とお金がかかるんです。農作物を作っている人たちは苦労しても収穫ができないんです。

里山の風景が無くなってきている今、人間と動物が上手く共存していたあの頃に戻ることはもうできなのかなぁ・・・。
なんかいい知恵はないですかねぇ・・。
あの日から今日で10年。皆さんはどう考えますか?